研修・教育

専攻医体験談(林 善仁先生/肝胆膵外科)

林 善仁先生
肝胆膵外科

選択肢も多く色んなチャンスを得られるプログラムです

林 善仁先生
前期外勤地:静岡県静岡市

東大外科プログラムに決めた理由

学生時代、将来の専門科を検討する上で漠然と外科系の分野に進もうかなといった思いがありました。その後、初期研修医の時に様々な科をローテートする上で外科を回った時の上級医の先生との出会い、仕事・手術の楽しさや厳しさ、外科医を目指す同期との関わりから外科医として道を究めていきたいといった思いが固まりました。
その上で全国の外科プログラムを見渡した時に東大外科プログラムを知り、関連病院の多さからこのプログラムを選択するに至りました。外科医として成熟するうえで若い時に重要な事は手術の経験になると思いますが、同じ施設で同じ事をする分にはその施設でのやり方やお作法を習得できたとしても根本的に手術を習得するといった事に繋がらない部分があると思います。その上で多施設が関連病院として選択できる東大外科プログラムでは様々な病院をローテートしてきた同期や先輩がいて臨床面だけではなく学術面においても、情報を共有し常に自分の知識や経験をブラッシュアップしていく事が出来ます。そういった切磋琢磨し合える環境が東大プログラムのメリットであり自分がこのプログラムを選択するに至った経緯です。

東大プログラムに決めるにあたり、心配だった点。プログラムの欠点。

東大プログラムを決める上で自分が心配していた点として、東大のような大きな組織だと自分の要望が聞いてもらえないのではないかという思いもありましたが、自分の意見や要望を明確に説明すれば、その意見を尊重し将来のキャリア設計を築く上で協力していただけると感じます。

前期外勤の研修の状況

外科医としての基本的な立ち振る舞いを学ぶ事が出来た2年半だった思います。
開腹手術のいろは、腹腔鏡手術でのそれぞれの立場での役割、ロボット手術の前立ち等、外科の基本から最先端の手術方法まで色々な事を経験できました。
その上で専門医をとる為の十分な症例数を経験できますので非常に有意義な前期外勤期間を過ごせたと感じています。

経験した手術件数:術者194例、助手481例(2年半)
手術方法:開腹手術 361例 内視鏡手術 314例
術者:低難度手術146例 中難度手術44例 高難度手術4例

研修医の先生にメッセージ

今の時代の研修医制度では研修医時代に色々な科をローテートする為、将来の働き方や選択する診療科を決める上で具体的な生活やキャリア形成が想像しやすいように感じます。
その中でも外科に興味を持った先生方はぜひ東大外科プログラムを検討していただきたいと思います。東大外科プログラムは選択肢も多く色んなチャンスを得られるプログラムです。ぜひ東大外科プログラムを利用し自分の人生・キャリア形成に役立ててみてください。

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